Dr.Sawa

今日は、こちらのPsychiatry departmentのAssociate professorである、Dr.Sawaとお話する機会がありました。

やはり、こちらは臨床と基礎がかなり直結していて、基礎の結果をすぐに臨床研究してみる、あるいは臨床の問題点を基礎研究で追求する、ということがスムーズに行われているように思います。

Neurologyとか、Psychiatryとか、「部門」ではなく、ALS, Schizophrenia, AIDSといった、「疾患」が一つの大きな枠組みとなり、「科」は関係なく、その疾患の研究なり臨床が行われているようです。

例えば、AIDSと言えば、日本で言えば「感染症科」の領域であるように思われますが、「AIDSに伴う認知症」など、今まで考えもしなかったような目線で、研究が行われていることに非常に驚かされます。

最近では、NeurologyとPsychiatryの垣根がどんどん低くなってきているというお話もお聞きしました。Dementiaの前兆として、Depressionが出現することが多いらしいのですが、ではこの「Depressionの出現」を「Dementia出現」の「早期発見マーカー」として活用できないか?とか、DepressionとDementiaの関連を、分子生物学的に明らかにしたりとか…

「専門科」に縛られない、疾患ごとのアプローチ。

ものすごく新鮮ですが、考えてみれば非常に合理的でもあります。


Dr.Sawaには、キャリアパスに関してもいろいろと相談にのっていただきました。
「みんなと同じ」から離れるのは非常に勇気のいることです。が、私にはあんまり失うものもないように思われます笑 

Dr.Sawaからは、またいろいろな方を紹介していただけるようなので、今後も様々なキャリアパスや、研究内容のお話を聞くことが出来そうです。
Neurology のGrand roundsも聞きに行くかもしれません。ERを回っているからこそできること。

ではでは。おやすみなさい。

P.S  Yuta suffered from Jetlag all day... I hope he is gonna get well tomorrow.