麻酔科初日 〜spine 側彎 編〜

麻酔科初日の今日は、側彎のオペに参加。
日本に比べて麻酔科医がやたら忙しそうである。
それもそのはず、出血量が半端ない。
外科医の大胆かつスピーディ(雑なだけ?)なアプローチのおかげで、放っとくと血圧が急降下してしまう。
ヘモグロビンも10分に一回くらい測っていた。
終わってみると、blood12単位、plasma4単位という信じられない量の輸血を行い、出血量は5.5リットル!!!!
そして、術後、患者が覚醒したあと、神経所見を取っていると、
「右手挙げて」「よくできました」
「左手挙げて」「よくできました」
「右足挙げて」「よくできました」
「左足挙げて」「・・・・・!?」
なんと左足が麻痺・感覚消失。
筋弛緩薬がまだ切れていないのだと信じたい気持ちで、ICUへ送還。
ジョンズホプキンスはspineの症例数が確か世界一だと思ったが、あまりここでオペは受けたくないな、との感想。
患者のその後をフォローしていきたい。

明日は外来での術後ペインコントロールを見学。
せっかくだから、日本とアメリカで違う部分を見学したいと思い、希望を出した。