I am Japanese!!

今日はペインコントロールチームという、痛みの緩和を専門とするチームに配属されて回診。メンバーはアテンディング1人(偉さで言うと将棋の飛車くらい)とレジデント2人(桂馬くらい)と私(歩兵。。。)である。
このようなチームは日本に存在しないが、やっていることは硬膜外麻酔や神経プロックなど、日本と大して変わらないので省略。

それより今日は英語について書こうと思う。
Johns Hopkinsの先生は、留学生に慣れているようで、私に向けて話すときは、ゆーっくり話してくれるので何とか理解可能である。医学の専門用語を使った話だと、勉強した分わかりやすい。質問される内容も(麻酔科に関しては)大して難しいことは聞かれないので、答えられる。

しかし、私を含まない、医者同士の話になると、あまり聞き取れない。特にスペイン人なんか本当にマシンガントークである。

話の内容はよくわからないけど、なんだかとても楽しそうに話している。ああ話に加わりたい。やっぱりコミュニケーションの程度によって、実習の楽しさは全然違う様な気がする。

飛車と桂馬が携帯電話でバンバン情報交換している中、歩兵の私はじっと糸電話に耳を傾けている。

というわけで、今日は部屋に戻ってからずっと、英語教材を二倍速で聞いてシャドーイングしていた。数時間やったらのどが枯れてきたので、今は休憩中。文字通り24時間英語に触れていたら、いつか歩兵は成り金できるのではないか。

最近よく思うことは、ある環境に身を置くだけで身に付けられるスキルなどないのではないかということだ。

英語に関しても、留学しただけで話せるようになるものではないし、日本にいたから話せないものでもない。(と海外滞在経験ほぼゼロの私は僻んでみる。)

というわけで、留学したいけど、英語に自信がない後輩は、あまり無駄なことは考えないで、自分が日本で育ったことにプライドを持って、黙ってTOEFLの問題集を開けばいいと思う。