調べ続ける能力

今日のAttendingの言葉で非常に印象的だったこと。

私が教えようとしているのは、病気の知識ではない。医学は日進月歩で、そんな知識を教えることに意味はない。現に、私がレジデントだった時とは治療法が異なっている病気がたくさんある。それでも、私は患者に責任を持たなくてはいけない。だから、本当に必要なのは、最新の情報を常に検索して、最新の治療を施すことができるようになることなのだ。


とても納得できる言葉でした。こちらでは、常に論文を引き、常にup to dateの知識を持ち合わせていることが要求されます。Attendingは、最新の文献に関してとても詳しいです。「2011年の9月にDukeが出した論文で、確かこういうエビデンスのがあるから、それを参照しろ」とかいうことを、日常的に言っています…予習しているというか、常にup to dateの情報を仕入れているのかなぁと…。

実際問題、今回の留学で手に入れる中で最も重要なことは、知識でもなんでもなく、常にup to dateでいようとする姿勢かもしれません。ただ、やはり市中病院では難しいですね…どんな病院でもいろんな雑誌を参照できるシステムを、国が作ってくれたりしたらいいのになぁ。。。無理かなぁ。とにかく、今ここで、常に論文を引けるのは、どの電子カルテパソコンでも、気軽にpubmedから論文が落とせるからなのです。

明日は、Endocarditisについてのミニプレゼンをすることになりました。おそらく、私にPRチャンスをくれてるんだと思います笑 Endocarditisは、わかりにくくて忘れやすいので、この機会にしっかり勉強しようと思います。最近は、早期のsurgeryが予後を改善することや、プロカルシトニンが良いマーカーになったりすることが報告されています。がんばろー。