Frontier
よくアメリカの医学部は教育的だというが、私が今ローテートしている科は、ただ口を開けてポカンとしているだけでは、誰も餌を投げ入れてはくれない。
ローテートする学生は少なく、しっかりしたカリキュラムはないようだ。みんながフレンドリーなわけでもない。流れに身を任せていたら、いつの間にか充実した実習でした、ということはなさそうである。
見学で終わらせないためには、自分で明確なゴールを設定し、そのために実習で達成したいことを、アグレッシブにコーディネーターやドクターに主張しなければいけない。
まあ、その過程こそ最も自分を成長させるのだろう。
飢えた人を助ける最も有効な方法は、魚を与えることではなく、釣りの仕方を教えることだと、どこかで聞いたことがある。
明日からは、他の誰のものでもない、「自分だけのカリキュラム」を開拓していきたい。
ゴールドラッシュまで残りわずか。